ペット用コーティングしたのに滑る!
前回、「愛犬の床」がペット専用コーティングであることを証明しました。
「愛犬の床」のベースはUVコーティングなのですが、では一般のUVコーティングとどのくらい差があるのでしょうか?
2019年11月、東京在住のお客様から「愛犬の床」にお問い合わせを頂きました。リフォームで床を張り替えた直後の施工をご検討でした。お客様は他のUVコーティング業者さんのペット用コーティングにもお問い合わせされていました。
この業者さんは自社社員による施工で、高品質低価格を売りにしています。概算見積の段階でお客様は他社さんを選び施工されたのですが、施工後1ヶ月ほど経った12月にお客様から再び「愛犬の床」に連絡が入ったのです。
「ペット用コーティングしたのに犬が滑るんです。毎日後悔していて•••••何とかなりませんか?」
通常は他社のコーティングが施工されていると施工できないためお断りするのですが、今回のコーティングが「愛犬の床」と同じUVフロアコーティングだったため、チャンスがありました。ただ特殊なケースになるので、施工代理店さんではなく技術本部より技術者を派遣することとなりました。
現調でお伺いしたところ、こんな状態でした。
施工技量の差
技術者は床を見た瞬間、「これはパナソニックの例のフローリングかも」と感じたそうです。
お客様に張り替えた床のメーカー名と製品をお聞きしたところ、その予感は的中していました。
施工できないわけではないのですが、通常の施工ではグリップ(滑りずらさ)が出ないため、下地処理の工程が増え費用も上がってしまいます。いわゆる「愛犬の床」と相性が良くない床材がいくつかあるのですが、今回のフローリングがその一つだったのです。
おそらく最初に施工した業者さんは、この相性を知らなかったため通常の施工をしたのでしょう。そのためしっかりしたグリップが出ていませんし、それは艶感を比較してもはっきりと分かります。
窓際の光の反射具合にご注目下さい。
他社施工
「愛犬の床」施工後
他にも私たちの品質基準からみて「??」という箇所が何箇所も•••••きっと現場の職人さんは一生懸命施工したと思います。でも残念ながら施工技量が追いついていないんです。
高品質低価格、素晴らしいことです。しかし「高品質」の基準が低ければ意味がありません。
「愛犬の床」施工後
結局お客様は2回も施工費用を払ったことになった訳ですが、このまま滑る状態であれば、結局以前と同じようにペット用カーペットを敷き詰めることになっていたでしょう。「愛犬の床」にお問い合わせされていたことが、こちらのお客様にっては不幸中の幸いでした。
「滑りづらい」ことの基準はとっても難しい
床材との相性だけではなく、表面の加工、デザイン、新しい床か古い床かによってもグリップは変わります。
さらにはわんちゃんの個体差〜元気なわんちゃん、おとなしいわんちゃん、パピー、シニア、足が弱い・悪いなどなど〜もあります。
「滑りづらい」とは何か?
実は基準を決めることが困難なとても難しい課題なのです。
「愛犬の床」では今でも日々、性能向上の努力を続けています。