エコプロコート代表 伊藤 です。
サッカーワールドカップが連日盛り上がってますね。
そして今日は、19時から日本 対 コスタリカ戦で、多くの方がテレビで観戦されると思いますが、実は私それほど興味がなく(笑)、先日のドイツ戦も、テレビを観ずに、その時間は最近没入しているFPSのゲームをしていました。
FPSとはFirst Person Shooterの略で、一人称視点のシューティングゲームの事を指します。
・・・解りやすくいうと、バーチャルサバイバルゲームみたいな感じで、ちなみに使用しているゲーム機はxbox series xで、ゲームを知っている方には、私のゲーマー度は、この情報だけで十分にご理解頂けると思います。
ゲームも仕事も何でもそうですが、没入すると時間を忘れてのめり込んでしまう事がよくあり、この「没入」についてシリーズ化して掘り下げていくことにしました。
・・・と勝手に1人で勝手に盛り上がらせて頂きます。(笑)
心の故郷:男鹿半島
私は、千葉県で生まれ育ってますが、心の故郷は、亡くなった父親の生まれた秋田県です。
「なまはげ」や「八郎潟」で有名な男鹿半島の、北浦漁港という小さな漁港に父方の実家があります。
祖母も既に亡くなっており、今は叔父がそこで一人暮らしています。
漁港ということもあり、秋になると亡くなった祖母が「生筋子(なますじこ)」を送ってくれました。
それを「いくらの醤油漬け」にする仕込みを手伝い、それに没入していたことを、季節が訪れると思い出します。
生筋子(なますじこ)って?
筋子とは卵巣膜に入っている、小さな卵同士が房状に繋がっている状態のサケやマスの卵のことを指し、その卵をお腹から取り出したばかりの状態のことを「生筋子」と言います。
そのままの状態で塩漬けにしたり、それをバラして「醤油漬け」にしたものが常時スーパーで売られていますが、これらの加工、冷凍されたものではなく、秋の時期限定で、未冷凍の状態でこの「生筋子」が売られているのを見かけます。
ちなみに、いくらは筋子から卵巣膜を外して、卵一粒一粒をバラバラにした状態を指します。
このいくらの語源は、ロシア語の「икра」(イクラー)がルーツだそうで、ロシア語のいくらは「魚卵」や「粒々したもの」といった意味で、サケやマスだけでなく、キャビアなど魚卵全般に対して使う言葉だそうです。
いくらは、塩分、コレステロール、プリン体といった悪いイメージが先行しがちですが、アミノ酸、ビタミンE,EPA、DHAといった栄養素を豊富に含んでいて、健康にも良いそうです。
また、プリン体含有量は、白米よりも少なく、痛風が気になる方も「いくら」や「かずのこ」は安心して食べられる食材だそうです。
The 没入!筋子ほぐし
そんなこんなで、スーパーで見かけた生筋子を衝動買いしてしまったのですが、食べること以上に、筋子ほぐしの没入感が衝動を煽りました。(笑)
「いくらの醤油漬け」のレシピとしてその没入作業をまとめてみました。
レシピといえば、スタッフ小坂田の「シェフ小坂田」シリーズもありますのでご興味ある方は御覧くださいませ。
「いくらの醤油漬け」~下準備~
【材料】
生筋子(1本分・300g前後)
0.5%塩水(4,000mlくらい)
【調味だれ】
濃口醤油…大さじ2
みりん…大さじ2
酒…大さじ2
※パックには専用の「たれ」がついている場合が多いです
【調味だれの作り方】
小さい鍋に、みりんと酒を入れ、煮切ってアルコール分を飛し、醤油をいれて弱火で3分程煮詰めた後、常温まで冷まします。
人肌くらいの温度のぬるま湯を多め(4,000mlくらい)に用意し、それに塩を入れて約0.5%濃度の塩水にします。
※0.5%濃度:1,000mlに対して塩5グラム(小さじ約1杯)
「いくらの醤油漬け」~筋子ほぐし~
事前に用意したぬるま湯(塩水)1,000mlくらいに生筋子(1本分・300g前後)を投入します。
外側の卵巣膜膜の切れ目から指を入れ、卵が表にくるように裏返します。
ぬるま湯に浸しながら、親指の腹で卵巣膜をしごくようにして卵を剥がしていきます。
※当然、力を入れ過ぎると卵が潰れますので優しくほぐすようにしてください。
卵巣膜と卵を分離し取り除きます。(写真右は分離した卵巣膜)
剥がしきれなかった細かい卵巣膜や、割れた卵の包皮を目の細かな網などですくい取ります。
※優しくかき混ぜると不要物がふわふわと浮いてきます。
事前に用意しておいたぬるま湯(塩水)を入れ替えながら、不要物を完全に取り除きます。
※不要物が残っていると食感や風味が損なわれます。
「いくらの醤油漬け」~味付け~
一度ザルに水あげして、数分放置し水を切った後で保存用の容器に入れ替えます。
宝石のようにキレイに輝いてますね。
下準備で用意しておいた「調味だれ」に浸します。
今回はパックに入っていたものを使用します。
蓋をして、冷蔵庫にれて、一日程漬けた頃が食べ頃です。
※冷蔵庫で1週間程度保存が可能です。
鮭といくらの親子丼
約一晩寝かせた後で、定番の鮭といくらの親子丼で美味しくいただきました。
日常出回っている冷凍いくらとは違い、生いくらについては魚臭さが全くありません。
ご飯にかけて食べると、食感のよい卵かけご飯を食べている感じです。
気候のせいか今年はまだスーパーに売られていますので、本格的な冬に入る前に是非お試し下さい。
少し値段がしますし、手間もかかりますが、
この没入感はプライスレスです。
こんな感じで、今後も没入ネタをアップしていけたらと思います。
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