瀬川です。
自分はデュアルキャリアとしてプロ格闘家をやりながら、エコプロコート株式会社でサラリーマンとして2足のわらじで働いています。
今回は自分のある日の1日、そしてデュアルキャリアについて書きます。
デュアルキャリアとは
デュアルキャリアとは競技を続けながらサラリーマンとして勤務をしたり、現役の時から引退後のセカンドキャリアを見すえて、準備することがデュアルキャリアの考え方です。
プロ格闘家 を名乗って活動していますが、自分もふくめて ほとんどの格闘家が競技1本では生活ができず、アルバイトをしたり他に仕事をしたりしているのが現状です。
自分は2021年4月から1年間、研修という形で準備をして2022年4月から採用していただき、本格的にデュアルキャリア・アスリートとして就職しました。
デュアルキャリア・アスリートの1日
朝5:30起床
ねむい目をこすってランニングをします。
最近は地元にある富士森公園陸上競技場でラントレをしています。
試合の3分×3ラウンドを想定して、800m走を試合と同じインターバル1分で3本やります。
寝起きでごはんも食べてなくて、カラダにはとても悪いのでオススメはしません笑
家に帰って朝ごはんを食べて会社にむかいます。
移動中は自身のSNSを更新をしたり、コメント返しをしたり動画編集をしています。
【instagram】
https://www.instagram.com/ryusegawa/
【Twitter】
ぜひフォローお願いします(‘ω’)ノ
会社では9:00~17:00まで働き、業務のメイン内容は、会社のSNSやホームページの更新・管理をおこなっています。
業務をおえてジムにむかい、18:30前からトレーニングをします。
内容は、ランニングをしてシャドーをして対人練習などのジムワークをしてからフィジカルトレーニング(筋トレ)をします。
期間や曜日によって、前後しますがトレーニング時間はだいたい90分~120分くらいです。
今は試合後でケガもあるので軽めにやっています。
そして練習をおえて帰宅をするのが だいたい22:00前後になります。
「デュアルキャリアでデメリットはないの?」と聞かれることもありますが自分自身はデメリットを感じたことはありません。
1日2回トレーニングをするときもありますが、やっても合計で4時間程度です。
そのほかの時間で仕事をすることで、練習に集中できたりメンタルの切り替えにもなります。
個々の能力を計ることができるwebテストを、プロ選手とデュアルキャリア選手へ実施した結果、10項目のうち8項目でデュアルキャリア選手の評価点が上回りました。
デュアルキャリアをおこなうことで、ポジティブな作用が働くことがデータとしてもあります。
※アスリートキャリアスクール受講者にて比較
自分もエコプロコート株式会社に昨年の研修時から6戦していますが、6戦6勝で負けなしです!
デュアルキャリア 企業
自分がデュアルキャリア・アスリートとして働いている エコプロコート株式会社は、WEBマーケティングで集客したお客様に、フロアコーティングを販売する会社です。
「23歳までに格闘技で食べていけなければ辞める」つもりでいましたが、会社の方々のおかげで今もプロ格闘家として続けることができています。
会社の方々にも試合のたびに応援にきていただいています。
自分がデュアルキャリアとして活動することに様々なメディアに掲載いただき、自分の考え方やキャリアについて話させていただきました。サッカー選手や陸上選手などがデュアルキャリアで活動するのは聞きますが、プロ格闘家でデュアルキャリアという例は、あまり聞いたことがありません。
ファイトマネーを寄付した「保護犬格闘家」 スポンサー契約で実現したデュアルキャリアの道
朝日出版のAERAさんに掲載いただきヤフーニュースにも載りました!
「自分の記事が本になったりネットニュースになる」のは素直にうれしかったです!
中・高生の学生時代からデュアルキャリアをという道を知っていたらもっと違った選択をしていただろうなと思っています。
スポーツ庁委託事業「令和2年度スポーツキャリアサポート支援事業」
さいきんでは、さまざまな企業がデュアルキャリアを取り入れています。
デュアルキャリア カップル
デュアルキャリアと検索すると、「デュアルキャリア カップル」と出てきます。
一体なんのことだろう?と思っていましたが、、、
デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える 英治出版
デュアルキャリアとして活動していたフランスのビジネススクールの教授であるジェニファーさんが、26歳から63歳まで、日本を含む32ヵ国113組のカップル(同性カップル、事実婚、再婚含む)を調査した本で、「仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える」をテーマに、ご自身のキャリアをふまえて書いた本です。
みんな恋愛ネタは好きなので、上位にきたのかもしれません(*´ω`)
ただ男女とわず、結婚や出産のタイミング(転換期)で金銭面など競技は続けられる環境なのに諦めなければいけない状況になるアスリートはとても多いです。
デュアルキャリア 採用
瀬川琉選手(保護犬格闘家)
体育学生やアスリートのキャリア支援を行っているマイナビアスリートキャリア様にも掲載いただきました。
ファイトマネーを寄付していること、会社のことなど話しました。
マイナビアスリートキャリアさん自身もアスリートをデュアルキャリアで雇用して、支援している会社です。
自分の記事を編集・インタビューしてくださった方もデュアルキャリア・アスリートでした。
様々な事例紹介ではいろいろなアスリートの考え方や、採用までの経緯などが書かれているので学生でこれからデュアルキャリアをしたい人はぜひチェックしてください( *´艸`)
もともとは自分はエコプロコート株式会社のサービス「愛犬の床」にスポンサー契約をしていただいていたのがきっかけで、デュアルキャリアとして採用いただきました。
プロキックボクサー瀬川琉選手とスポンサー契約を締結
同世代の子たちをみると、コロナにより就職活動がうまくいかなかったり、なかなか採用までいたらない例を聞いていたので、自分は恵まれていると思います。
デュアルキャリア スポーツ庁
スポーツ庁ではアスリートが安心してスポーツに専念できるよう、さまざまな団体に委託し、アスリートが現役時代から引退後のキャリアについて準備するための支援を行っているそうです。
スポーツキャリアサポート戦略
日本は小さいころから子供に習いごとでスポーツする文化があるので、「将来はスポーツ選手になりたい」と思う人はたくさんいます。競技によっては大学まで進学できるのが日本のスポーツキャリア教育です。
引退後のセカンドキャリアや就職に関して不安をいだいているアスリートがかなり多いのが現状です。
自分そうでした。
今の環境が当たり前ではなく、恵まれているんだとあらためて感じました。
応援していただいている方々や、会社に、結果で恩返しできるように、そして今年の目標であるチャンピオンになること、地上波番組に出演することを実現できるように頑張ります!