マーケティング4.0
必要があって最近読み始めました。7年前に出版された本ですが、内容は刺激的で深いものがあります。
「マーケティング・コミュニケーションの観点からは、顧客はもはや受動的なターゲットではなくなり、能動的なコミュニケーション・メディアになりつつある」。SNSがまさにそうですね。そしてこれは小さなショップにとっても同じことだということを身を持って知る機会がありました。
「mienishi」X「MALEZA Hatmakers」
以前、私の長男が自由が丘で開いたセレクトショップ「mienishi」のことをブログに書きました。
長男はインスタで洋服の発信をしています。
ある日Instagramからスペインのマドリードで帽子職人をしている人から長男のInstagramにメッセージが届いて、ぜひ一緒に何かしましょう!という熱烈なオファーをもらったそうです。
お店の名前はMALEZA Hatmakers
画像をクリックすると彼らのホームページが開きますよ。イベントは今日から3月3日まで(木曜定休)開催されます。
きっかけはInstagramで長男の店を知り「いい感じだなぁ」と思っていたところ、写真の中にお店で売られていた、あるブランドの靴を見て、「お!自分が愛用している靴だ!」とマドリードにもあったそのブランドの靴店に連絡、mienishiを紹介してもらい連絡したそうです。
注)ここまで英語で会話した内容なので、精度70%程度と予めご了承くださいww
mienishiの特徴は全てが自然素材のものであることです。MALEZA Hatmakersの帽子も同じで、全てが自然素材で、手染め、手作りが特徴です。しかも製作用の道具は100年前の物をあえて使っているんだそうです。
価格は5万〜15万円とハットする価格です。帽子だけに(笑)
求める人でいっぱい!
初日だし、まだお客様のいないうちに行って挨拶してさっさと帰ろうと思っていたので、開店の12時少し過ぎに行ったのですが、びっくりするほどお客さまで一杯でした!ほとんどの方が帽子をかぶり、服の感じも全員似ています。
ご主人はスペイン人、奥様はオランダ人のご夫婦です。
ほぼ全員お店の常連さんみたいでした。中には20代中盤くらいで、スペイン語で会話している方もいました。
オーダーメイドの注文をされるお客様も結構いらっしゃって、出来上がりを楽しみにしている様子が伺えて、なんか私もほんわかしてきました。
これで頭のサイズを測るんです。深めにかぶるのか、浅めにかぶるのか、そこまでチェックして、注文書を作っていました。
挨拶だけしてすぐに帰るはずが、お客様との通訳までさせられて昼抜きで3時過ぎまでお仕事となりました(笑)。それにしてもコトラーの本の通り、すごい時代になりましたね。
追伸
私の服装を見ても分かる通り、お店ではセンスが全く無い、完全に場違いの人間と化していました(笑)