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代表のつぶやき

「死」を考えることで「生」を知る ~ 「死」とは何か シェリー・ケーガンより ~ No.995

エコプロコート代表 伊藤 です。

今週は月曜日に首都圏では雪が降り色々大変でした。
高速道路は大事を取って早々に通行止めの措置が取られましたが、新築のタイトなスケジュールで施工に入ることが多い私達の仕事は、日程延期が難しいケースがほとんどです。

交通渋滞や事故のリスクが多い状況下で、かなり無理をお願いしている施工スタッフにはただただ頭が下がるばかりです。

さて、
本日は少々哲学チックな妄想を広げてみます。

エコテラスグループでは、毎朝実施している全体朝礼の中で、スタッフが持ち回りで1分間スピーチを行っています。
スピーチのテーマは月替りで今月のテーマは、
「お気に入りの書籍」
です。

私も例外ではなく、月末にスピーチの番が回ってくるのですが、昔から読書が得意ではなく腰を据えて読書をすることがないので、発表する書籍についてYouTubeの要約動画でネタを仕入れています。(笑)

「死」とは何か シェリー・ケーガン

人はいつか必ず死にます。
どのように生きるのか、どのように死ぬのか?
死について考えることは生について考えることに繋る・・・と本書には書かれています。
「死」という言葉はイメージ的にネガティブな印象がありますが、ポジティブな思考で「死」について考えることは、より良く生きるヒントになるのではないでしょうか?

かなりの要約にはなりますが、本書で書かれている内容について、支障のない範囲で持論を加えて展開していきます。

本書の冒頭に「死」に関する考察には大きく2つに分かれると・・・あります。

①二元論
②物理主義

【二元論】
二元論は「人間は身体と心の組合せ」とし、心=魂であるとする考え方です。
これは仏教的思想に繋がるもので、仏教徒が多い我々日本人には「魂」という言葉や考え方は馴染み深く、お墓に宿った魂に会いに行くお墓参りは二元論に基づくものです。

【物理主義論】
精神的な活動としての「心」の存在は否定しないものの、魂は物質として確認できない限りは存在しないとみなす考え方です。
人間の「身体は驚くべき物体」であり、他の物体にはない複雑な機能を持っています。
人間の「心」はその機能の最たる例で、その機能が脳に集約されているとしています。

身体=機械
心=脳
著者は、この「物理主義論」の観点で「死」に関する考察を深めていきます。

そもそも生き続けるとはどういうことか

「死」に関する考察が難しいのは、逆説的に「生」についての考察が難しいことを示しており、「行き続ける」とはどういうことか?の考察にあたり、3つの説を提示しています。

①魂説
魂さえ変わらなければ同一の存在である(二元論)
②身体説
心は身体の機能の一部とした上で、その重要な構成物質である脳が同一であればそれは同一の存在とみなす(物理主義論)
③人格説
心と身体を分離可能なものとする考え方(二元論✕物理主義論)

著者は②身体説を採用し、脳も含めた身体の終わりがすべての終わりと考えています。

倫理面はさておき、技術的に脳移植が可能であれば外見が異なっても同一人格とみなすのか・・・?

・・・
・・・
・・・

・・・長くなりそうなので(笑)

こういった内容の事が論理的に書かれた本なので、興味がある方は読まれてみてはいかがでしょうか。

 

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