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スタッフ星山

犬の行動学から学ぶ、組織行動についてNo.925

法人部の星山です。

私は犬が大好きなのですが、大好きな犬の祖先は狼ということで、

先日その狼の面白い組織行動について知りましたのでブログにしました!

 

カナダで撮られた狼の組織行動です。

 

引用:(写真 Cesare Brai)

①弱った先頭3匹 第1グループ

まず不思議なことに、先頭に立つにふさわしくないような先頭の3匹。

彼らは狼の群れの中で一番身体が弱く病気で最高齢の狼です。

 

彼らを先頭に立たせたのは、この弱った狼が脱落するのを恐れたからだとのことです。

 

②先鋭の第2グループ

そしてその弱った3匹のすぐ後ろには、群れの中でも先鋭を誇る5匹の強いチーム。

もし狼が攻撃されれば、彼らは群れの安全を守りつつ敵を攻撃します。

 

③女子供の第3グループ

そしてその先鋭5匹の後ろの列はこの狼の群れの中でも最も多い女性や子供達です。

当然女性や子供だけでなく、ポイントで比較的強い狼も混ざっています。

 

④強い第4グループ

その後ろの第4グループは、先鋭の第2グループと同じ役割を果たしていて、最強の狼チームです。

前の女性や子供の列のボディーガードの役割も果たしています。

 

⑤孤独なボス

最後に、その第4グループから離れたところに1匹の狼がいます。

前の群れから距離を置いていてとても孤独に見えますが、

実はこの狼がこの狼の群れのボス(リーダー)です。

 

ボスが全ての狼を客観的に観察できるように、彼の視野は広い範囲を認識できる位置にあります。

その場所から全てをコントロールし、全てを見て、方向を決めつつ、

後ろから敵がきたときには自分が戦うこともできますし、脱落しそうな仲間がいれば後ろから助けることもできます。

 

非常に合理的な狼 一方で人間は?

これだけでも狼はとても賢いことを理解するには十分ですし、列の構成を見ても非常に合理的です。

 

では人間の場合はどうでしょうか?

人にもよるかと思いますが、一般的にはリーダーは目立ったり、とにかく先頭に立とうとする傾向があると思います。

そして、決まって一番弱い人が一番後ろにいます。

優秀な人には生き残ってもらい、競争に負けた人は「あとはどうとでもなってください」と切り捨てるような

日本社会の風潮も随所であり、生きづらいと感じる人も少なくはないのではないでしょうか。

 

(では誰が弱者になるのかについては、常に議論され続けていますね。体力や身体機能が衰えるのは高齢者ではありますが、

今はたくさん年金をもらえる高齢者より、将来的には年金0確定の若者のほうが弱者になっているのではないか?という見方もあります。)

 

一方で狼の群れでは、グループは弱者の年老いた狼たちのペースに合わせ、子供たちも守り、お互いに助け合いをしています。

更にその根底には、先頭の弱い3匹もかつては最強の狼であったということを忘れないという

狼たちなりの尊敬の想いもあるのではないかなあ、と

これは私の妄想にはなりますが(笑) ついつい思いを巡らしました。

 

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