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代表のつぶやき

危機を乗り越える力(前編)~創業者精神とその実践について会社の歴史から学ぶ~ No.695

エコプロコート代表 伊藤 です。

昨日、3月11日は東日本大震災が発生して12年目の日となりました。
12年経過した現在も、約3万人の方が震災発生前の生活の場を離れ、避難生活を送られており※、今もなお復興は終わっていない事を感じています。
※出所:復興庁公表資料より

また、明日(3月13日)からは、屋内・屋外を問わず、マスク着用について個人の判断に委ねるといった、新型コロナウィルス感染防止についての制限緩和措置が適用され、約3年に渡るコロナとの闘いに新たな節目が刻まれます。

これら未曾有の出来事における、過去、現在、未来が交錯する今日、「危機」とそれを乗り越える力について、創業者精神と会社の歴史をシンクロさせながら、逆境における強さについて掘り下げていきたいと思います、(前編・後編の2回に分けて綴ります。)

危機:バブル崩壊

【バブル崩壊】
日本において、1980年代後半から1990年代初頭にかけて起こった、不動産や株式市場などの資産価値が過剰に高騰していた時期に、その価格が急落し、経済的な混乱を引き起こした出来事です。

我々エコテラスグループは、このバブル崩壊期の1991年に創業しています。
創業者は、エコテラスグループの現代表者である、星山崇行(当時32歳)で、バブル経済に浮足立つことなく、事業家として雑貨店等を堅実経営し、バブル崩壊といった逆風をチャンスと捉え創業しました。

創業当初は、現業である住宅関連事業ではなく、革製品の輸入販売といった、いわゆるアパレル貿易事業を行っていました。
その後、1997年頃からUV塗装技術に着目し、これまでのワックスに代わる新たなフローリング保護技術として地道な研究開発を進めていくことになります。

危機:リーマンショック

【リーマンショック】
2008年に発生した世界的な金融危機で、この危機の原因は、アメリカの住宅ローン市場でのサブプライムローンの不良債権が増加し、その債権を保有する金融機関が破綻したことでした。

この破綻が連鎖し、金融機関同士の信頼が失われ、市場の流動性が途絶えることで、全世界の金融市場が深刻な影響を受けました。株価が暴落し、多くの企業や金融機関が倒産し、失業率が上昇するなど、世界経済に大きな打撃を与えました。
この危機を受けて、多くの国や国際機関が対策を打ち出し、金融市場の安定化を図りました。しかし、その後も世界経済の回復には時間がかかり、今日に至るまで影響が残っています。

このリーマンショックが起こる前の2004年に、技術開発を踏まえて実用段階に至った、「UVフロアコーティング」を、コンシューマー向けにwebで集客・販売する販売会社を設立しています。

それが、弊社:エコプロコート株式会社となります。

設立から間もない若い会社にとって、リーマンショックによるそれなりの影響が懸念されましたが、現在程多くの競合他社が存在しなかったこともあり、施工実績を順調に積み上げていきました。
これも、グループ創業者である星山崇行の根本思想である、堅実経営があっての事だと思います。
ちなみに、私は2006年にグループに入社していますが、その後に起こるリーマンショックの影響をさほど受けていないせいか、この世界的危機については、あまり実感がないのが正直なところです。

リーマンショック後の2009年9月にオフィスを増床・・・念願のショールームも完成

危機:東日本大震災

【東日本大震災】
2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
2万人以上の犠牲者、行方不明者をもたらし、自然の驚異を見せつけられた出来事でした。

発生時、私はweb関連の協力会社の事務所で打ち合わせをしており、その事務所の近隣避難場所である横浜スタジアム(横浜公園)に緊急避難しました。

たまたま、その打ち合わせには車で出向いていたので、社内スタッフの安否と、当時社内のシステム管理者として、顧客データの入ったシステムサーバの状況確認の為、すぐさま車で会社に向かいました。
頻発する余震での大混乱、それによる大渋滞を受けて通常30分もあれば移動できる距離を、約2時間かけて移動しました。

地震直後の様子・・・特に8階フロアが酷い状況でした。

幸い社内に怪我人はおらず、システムサーバも無事だったのですが、危機対策として、オンプレミス※のシステムを、当時テスト運用段階であった、クラウドシステム:セールスフォースに全面移行する切っ掛けとなりました。

※オンプレミス:サーバー機器などのハードウェアおよび業務用アプリケーションなどのソフトウェアを、使用者の管理する施設内に設置して運用すること。

グループ代表者の苦渋の決断

当時、東日本大震災による甚大な被害を受けた、宮城県仙台市で新築マンションの一斉工事の最中だったのですが、余震の危険と、社会インフラの大混乱の状況下で、グループの創業者であり代表者である星山崇行は、「施工続行」といった苦渋の決断をしました。

東北エリアの施工代理店の大きな理解と協力の下、結果的に無事工事を納め、その後の元請企業からの大きな信頼に繋がった事は言うまでもありません。

危機:新型コロナウィルス感染拡大

【新型コロナウィルス感染症】
2019年に中国武漢市で発見され、全世界に感染拡大し、未知のウィルスであるが故、現代社会に大きな混乱をもたらしました。
約3年が経過する中で、ワクチン投与や治療薬により脅威度が下がり、2023年5月8日からは、季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に引き下げること等が決定しています。

長期保証を継続する企業としての責任

感染拡大初期の混乱期に、事業継続における様々な課題についてグループ代表者星山崇行 が下したのは、

長期保証を継続する企業としての責任を全うするという決断でした。

お問い合わせ頂いた全てのお客様にこちらの書面を資料に同封しました。

【新型コロナウィルスに関する提言】

■お客様の衛生環境に一層の配慮を致します
元よりUVフロアコーティングは、高出力の紫外線照射機を用いるため、衛生面でも優れた除菌効果をもたらします。
更に私たちは作業終了時に施工範囲内の建具等についても アルコールでの除菌作業を励行します。

■長期保証を継続する企業としての責任を全うします
製品の長期保証維持のため、企業として存続し続けます。
それは徹底した、より質の高い顧客サービスの実現によってのみ可能だと考えております。

■全国約200名の雇用確保と継続的な雇用拡大に努めます
大切な仲間とその家族の未来を守ります。そしてそのことが長期保証の維持を可能にするとともに、より質の高い顧客サービスの実現を可能にするものと確信しております。

創業者精神:逆境への強さ

創業以来、こうした様々な混乱を乗り越えながら、30年以上にわたり事業継続を導き続ける星山崇行の経営哲学は、経営理念や行動指針として社内で根付います。

エコテラスグループ代表者 星山崇行(社内報「エコシル」2020年12月 創刊特別号より) その口癖はいつも変わらず「ピンチはチャンス」です。

入社以来、その背中を見て、ずっと追いかけて来ましたが、「逆境への強さ」は一朝一夕で真似できるものではありません。

少し長くなったので、この「逆境への強さ」については、予告通り次回(後編)に持ち越します。

 

フロアコーティング 「エコプロコート」

わんちゃん用フロアコーティング「愛犬の床」

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