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スタッフ別

床材を研磨するという選択肢 No.1090

施設施工担当の滝澤です。
春休みからGWにかけて集中していた「園児の床」施工が少し落ち着きました。

お客様からご自宅の床、職場の床、施設の床において様々な観点からのお悩みやお問い合わせがあります。

【お悩み例】
①床を綺麗にしたい
②床材を保護したい
③ワックス掛けが面倒
④滑らないようにしたい
など・・・

②③④についてはコーティングを施すことで間違いなく解決されます。
では、①はコーティングを施すだけで解決できるでしょうか?

下処理の重要性

実は①の「床を綺麗にしたい」のお悩みを解決するには、
コーティング剤を塗る前の「下地処理」が最も重要です。

床材の種類、塗られているワックスや塗装の種類や厚み、汚れの状況からどのような作業工程を取り入れることで床材を綺麗にすることが出来るのか、
ここがコーティングを綺麗に仕上げる重要ポイントです。仕上がりの80%を占めるといっても過言ではありません。

床材の見極め

一般的にフローリングと呼ばれる床材は大きく4つのタイプに分類されます。

■無垢材・・・天然木から切り出した一枚板の無垢材で出来た床材
■挽板複合フローリング・・・集成材や合板の上に薄くスライスした2㎜~3㎜の天然木を張り合わせた床材
■突板複合フローリング・・・集成材や合板の上に薄くスライスした0.2㎜~1㎜程度の単板を張り合わせた床材
■シートフローリング・・・修正材や合板基材に高精度の木目等を印刷したシートを張り合わせた床材

まず現地に伺いこの4つ床材タイプを見極めます。その後下地処理方法を選択します。

剥離・洗浄

下地処理の第1候補は剥離・洗浄作業です。表面に付着している汚れや塗布されているワックスなどを剥離洗浄除去して床材を綺麗にします。

研磨

次にあがる候補は床材の表面を0.8㎜~1㎜程度研磨して汚れや既存の塗膜、細かい傷を削り落とす研磨するという選択肢です。
この選択が出来る床材は無垢材か挽板複合フローリングに限定されます。剥離洗浄作業に比べ手間がかかりますが、床材の再生という観点から痛みが進行している床状況においては仕上りの綺麗さはこちらに軍配が上がります。
ただし、床材を研磨してコーティングで仕上げる為には特殊な技術と経験値を必要とします。

園児の床

当社が展開している「園児の床」、全国のこども園、保育園、幼稚園様から多くのお悩み、お問い合わせを頂きますが
一般住宅とは違い多くのお子さんが活動している環境下においては痛みが進行しているケースが少なくありません。
そこで、床材を研磨して再生する技術を駆使することで短工期での施工が可能となり、お客様からは高い評価をいただいています。
個人的にも研磨して仕上がったコーティングフロアの方が新築時に近い状況に再生できて好んでいます。

下地が綺麗に決まればお客様の好みで選択頂いた
ピカピカ艶ありUVコーティング

または落ち着いた無垢の風合いを活かす艶消しUVコーティングで仕上げて完成です。

これからの季節暑い中で研磨作業は過酷さを極めますが…
お客様の笑顔の為、綺麗に仕上がるよう仲間とがんばります!

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