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私たちのこと

施工代理店物語「あの涙が仕事の本質を教えてくれた」 No.896

私たちは施工代理店制を採用しています。北は北海道から南は九州まで100名を超える代理店の方が日々、施工に取り組んでいます。
全員が3ヶ月間の基礎研修、その後現場研修を経た後、認定試験に合格した人だけが代理店として仕事を始めることができます。

UVコーティングがガラスやシリコン・コーティングと大きく違うことの一つに、必ず2名一組で施工するという点があります。養生、下地処理そして本施工と全てにおいて細かな作業仕様があるため、とても一人で作業できないためです。

今日はそんな施工代理店の人の声を紹介したいと思います。

 

ただただ無言だったお客様の涙

 

仙台でUVフロアコーティングの仕事を始めて3年ほど経った2017年のことです。いつものように、UVフロアコーティングの施工を完了させ、お施主様にお引き渡しの確認に来ていただきました。ドアを開けて「できましたよ」と伝えた私は、「ありがとう!きれいになったわ」という、いつものひとことを期待していたのです。でも、そのお客様の反応は、まったく違うものでした。ただただ無言で、涙が頬を伝い、嗚咽を漏らしておられたの です。

その瞬間にすべてを察しました。きっと、あの震災で大きな被害を受け、やっとの思いでこの場所に住まいを再建されたのだと。

一軒の家が完工するまでには、外装や内装など、さまざまな 工程がありますが、まさに私たちの UVフロアコーティング施工 が最後の工程だったのです。ついに、新しい人生を踏み出す象徴ともいうべき家が完成した。そこで、こらえていた感情が、溢れだしてしまったのでしょう。

 

施工は一期一会

私たちは、「一軒ごとに異なる施工だから、楽しい仕事」と、よく人に話しています。確かにその通りなのですが、このお客様との経験は、どこかでいつもと同じになっていなかっただろうかと見直すきっかけになりました。いま一度、一人ずつ一軒ずつの お宅を施工させていただいていると。以来、エコプロコート仙台 では、「そのお客様と出会えるのは今日だけで、その施工内容はお客様の生涯に影響する」という意識を徹底しています。

東北の住まいの床が心地よいものであり続けるように

私が働いている施工代理店は、私の父が立ち上げた会社です。どの 家もそうかもしれませんが、父親と年頃の息子って、そこまで仲 良くないもの。ご多分にもれず、うちもそうでした。私が中学生 の時に、父が起業したのですが、現場系の仕事をしているぐら いにしか考えていませんでした。後を継ぐなんて一切考えず、興 味があったアパレル関係の会社に就職することにしたのです。 でも、社会経験と震災が私の考え方を変えさせました。人を 雇用して事業を経営するということの難しさと父のすごさ。家業を継ぐことの面白さ。家族という唯一無二の存在。その気付きがあって今の私が存在しています。これからも、東北の住まいの床が心地よいものであり続けるように、私たちは一丸となって UV フロアコーティン グの施工に取り組み続けていきます。「きれいになった!」という お客様の笑顔と、これからも出会い続けられるように。

 

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