Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/users/2/ecoprocoat/web/ecoprocoat.co.jp/blog/wp-includes/post-template.php on line 284
私たちのこと

34回目の結婚記念日 No.698

3月18日は34回目の結婚記念日

18日は34回目の結婚記念日です。超険悪なお見合いから(笑)、もうこんなに経ちました。

何が超険悪だったかというと〜

お見合いの場所は目黒の静かな喫茶店でした。僕たちが少し早めに着いたのですが、すぐ後からご両親と一緒に入ってきた時のうちの奥様からは、もう全身から嫌々渋々連れて来られた感が溢れでていました。女性の、あんなにも不機嫌な表情はなかなかお目にかかれないんじゃないかと思います(笑)

出会った当時は婦人服の大手メーカー「馬里邑(まりむら)」で8年間デザイナー&パターンナーとして働いていました。
パターンナーとはデザイナーが作成したデザインをもとに、パターン(型紙)におこす専門職のことです。紙に描かれた平面のデザインをデザイナーのイメージ通りの洋服に起こすためには、高い専門知識と精度の高い型紙が求められます。

ちなみに研究のため海外の高級ブランド服を購入し、バラバラに分解してパターンを起こし、裁縫し直してみるようなこともすると聞きました。面白いことに分解した服から正確にパターンを起こして縫製しても同じ仕上がりにできないんだそうです。隠れた職人技があるということなんでしょうね。

その時のうちの奥様は、仕事がとても充実していた時だったのですが、ご両親の「長女だから早く嫁に行け」プレッシャーがものすごく、相当辟易していたところに僕が登場したのですから、僕にとっては出会い頭の事故みたいなものです(笑)。

え?、あなた、◯◯◯じゃなかったっけ?

当時の僕はかなり痩せていて銀縁のメガネをかけていたのですが、見た目だけでいうと、うちの奥様が嫌いなタイプのワースト◯位(絶対に言わないので相当高いと見ています)に入ったらしいです。

会った瞬間、破談と分かる、そんなお見合いだったのに結婚してもう34生も経つのですから、人生何があるか分かりません。

そうそう、結婚してから聞いた、珍エピソードもありました。

お見合い後、とりあえずお付き合いすることになって、僕の友人(神田正輝似で結婚式の司会をしてくれました)とうちの奥様の友人の4人で茂原のショートコースのゴルフに行くことになり、とても楽しい時間を過ごしたのですが、後日、奥様の友人が、お見合いの相手が僕だと知って「え?あなた、面食いじゃなかったけ?」とおっしゃったそうで・・・(;^ω^)

洋服から雑貨、ぬいぐるみ、ウェブのデザイナーへ

そんな奥様が僕と結婚したことで、デザインの対象が180度変わってしまいました。
当時はおもちゃのタカラやトミー(両社とも現タカラ・トミー)、セガ、コカ・コーラのライセンスグッズ、販促品のデザイン、Webページの制作、今はU Vコーティングの各種パンフレット、チラシなど手掛けるようになりました。

コカ・コーラといえば、米国本社から来たメールに to Kyowa(当時の会社名) Design Team と書いてあって、デザイナーは1人しかいないのにチームがあると思われていたほどの仕事っぷりでした🎵コカ・コーラ関係は全てデザインデータがあるのですが、残念ながら公開することはできません。

これも彼女のデザインです。セガ向けにUFOキャッチャーの商品をOEMで納品していた時のものです。

UFOキャッチャーの仕事をしていた時は、機械の中に貼るポスターとパッケージのデザインも手がけていました。

パッケージのデザインは見た目だけではなく機能性も要求されるんです。例えばマグカップのような割れ物の場合、パッケージを段ボールのカートンに数十個詰めた状態で、高さ60センチからカートンを縦横斜めに落とした時に、一個でも割れてはいけない仕様が求められるんですね。なので、自分でモックアップ見本を作って落としてテストもしていました。

以下のウェブは新宿のシステム開発の会社で勤めていた時の奥様の仕事です。

「国立文化財機構の4つの国立博物館 (東京国立博物館、京都国立博物館、 奈良国立博物館、九州国立博物館)と研究所(奈良文化財研究所)が 所蔵する国宝・重要文化財の高精細画像を、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)による解説とともにご覧いただくことができます」(同HPより)
ちょっと覗いてみて下さい。画像をクリックするどんどん拡大されていって、驚くほど詳細な部分まで見ることができます。これだけの巨大な画像をウェブ上でサクサク見せるには、非常に特殊な技術が必要です。一番最初の立ち上げの時に僕たちが勤めていた会社のシステムが採用され、ウェブデザインは奥様が担当しました。

お祝いはフグ鍋

記念日は18日なんですが、17日の金曜がお互い休みなので1日早い16日に会社を定時で退社して地元川崎でフグを食べることにしました。

とらふぐ亭は、株式会社 東京一番フーズが運営するチェーン店ですが、リーゾナブルな価格で美味しいフグ鍋を食べられるんです。本部は新宿で、なんと以前夫婦で勤めていたシステム開発の会社と同じビルにありました。

2008年のリーマンショックの影響で経済が悪化していた時、僕が家賃の値下げ交渉担当となって、オーナーと交渉をするのに4階のとらふぐ亭本部の業務部長と会い、情報交換したものです。そういえばシステム開発の会社を退職する時、挨拶に行った際、財務部(この会社、東証一部上場なんですよ@@)に来ないかと誘われましたが自分の財布の中身も管理できないので、丁重にお断りしたのですが、そのことを奥様に話すと

奥様「次の仕事も決まってないんだから受けちゃえばいいじゃないの!」

僕 「だ、だって財務なんてしたことないよー」

奥様「(会社に)入っちゃえばなんとかなる!」

恐るべしB型のキモの座り方です・・・・

座って良いのは妻のキモ
食べていけないのはフグのキモ

この白いの紙なんですよ。紙のお鍋なんです。ググってみるとこういう訳でした。

「直接火にかけても燃えないのは、水の沸点が100℃を超えることはない一方で、紙の引火点が300℃以上と高いためだ。 つまり中に水分がある限り紙の鍋は燃えないというわけだ」

 

心なしか量が減ったような気がしました。なぜなら以前はお腹いっぱいで雑炊まで辿り着けないことが多かったのですが、昨日は綺麗に平らげられたからです。そして値段も少し高くなっていました。

ともあれ夫婦でふうふういいながら、美味しくいただきました♫

 

 

コメントを残す

*