技術管理部の佐々木です。
先日、ワックスの汚れや油脂が付着してお掃除したけど
汚れがまだらになってしまって、きれいにするのが大変なので
UVコーティングができるか見てほしい。
といった相談がありまして、神奈川県横浜市のお客様の現地調査に伺ってきました。
施工前情報になりますが
◆築年数
・20年
◆ワックス
・年2回
◆日々のお掃除
・掃除機のみ、たまに拭き掃除
簡単な情報になりますが、このようになります。

キッチン周辺
ワックスは気軽に上塗りしても大丈夫なの?
ワックスを年に2回を20年
計40回以上の塗布になります。
では、ワックスを何度も塗る事で、実際にフローリングの耐久性があがるのか???
実際はそうとも限りません。床の表面加工や種類、劣化状況
もっといえばお客様の生活環境によっても変わってきます。
また、どんなワックスを塗っているか?ワックスを定期的に剥離して、汚れや油分を除去し
きれいな状態にしてから新しいワックスを塗布しているか
によっても異なるので、一概にワックスを何度も塗る事が良い事とは限りません。
方法によっては床に水分を浸透させ、早期劣化に繋がってしまう可能性もおおいにあります。
ですのでワックスは無限に塗っていいものではなく塗り重ねる事で、水分で床を傷める事にも繋がってしまいます。
今回のお客様の床の状態は??
ズバリ言います。ワックスは極厚で、汚れの蓄積も確かに多くありました。
なのでぱっと見劣化してそうに思われてしまいがちなこのケース
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ワックスをとったフローリング表面は、少々塗装の傷みがあるものの、きれいな状態でした♪♪♪
むしろ、ワックスの厚みで床表面を保護できている事で、床表面を引きずったような傷を
ワックスの厚みでカバーできており、ワックスは剥がれているが、床材は無事という良い状態の箇所も見つけられました。

お客様が洗剤でお掃除してムラになってしまった箇所
床の先生になりたい。
床の先生になりたい。どういう事でしょうか?
お客様の家の床を見たときに、剥離方法、施工方法含めて
この床はこういう加工が適しているとか、こういうものだから
こういう風にするべきだという処置を的確に行い、業界随一の床の先生になりたいと思っています。
もちろん新品の床でない事も多いので、誰がどんな施工を行うか
それによって仕上がり、耐久性、床の未来が決定されてしまいます。
たまたま自分で思いついた事なのですが、現地調査でお客様とお話ししていると
つい熱くなってしまう事があります。
お客様のお家の床が施工できるかできないかの判断だけでなく
なぜお客様がフロアコーティングをしようと思ったのか
どういう仕事、対応をする事で、期待してくださったお客様の満足度を向上できるか
そういった背景なども含めて、ずっとそういう事を考えながら対応をしているので
ただ、テストをしているだけではなく、どういう施工方法が1番最善なのか
常に考えてテスト、お客様対応を行っております。
コーティング会社の1社員としてお客様の家にお伺いするわけではなく
完璧且つより良い施工の提案が、エコプロコートに期待された全てのお客様へのご期待を超越する事に
繋がると思っておりますので、現地調査で私にお会いする機会がありましたら、お気兼ねなく床診断についてお聞きいただければと存じます。
その際は的確な診断をさせていただきますね♪♪
気になる診断結果(テスト)はどうだったの?

剥離中の写真です。

剥離後の写真です。
気になるテスト結果は、床を傷める事なく、きれいに剥離ができました。
剥離に関しても、ただワックスを取る事だけに集中した乱雑な作業員がいるかもしれません。
ワックスをとる事を目的とした剥離ではありますが、お客様の大事なお家のフローリングです。
剥離する事より、それ(床)を傷ませないように的確な剥離方法を行う事が本当のプロの仕事だと思います。
もちろん傷んでいる床に関しては、剥離の際に更に傷んでしまう可能性も存在します。
ただ、その状態を的確に把握し、それ以上劣化しない最善の方法で対応する事で
傷んで弱りかけている床を再生させる、プロの技術であり、技術者の腕の見せどころ!
そう、この仕事の『醍醐味』なのです。
また熱くなってきそうなので今日はこのくらいにしておきます・・・・・
ちなみに、こちらの現地調査のお客様
『佐々木さんにきてほしい』というお言葉も添えて施工依頼をいただきました。
日程も確定しておりますので、施工対応が無事に終了しましたら、改めてその日の仕事についてブログUPさせていただきます。
ワックスが厚く、油脂や汚れの蓄積も大きいため、どんな仕上がりになるんだろう・・・
と期待して施工日をお待ちいただいていると思います。
当日は私を信じてお任せください!!プロの仕事をお見せいたします。