Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/users/2/ecoprocoat/web/ecoprocoat.co.jp/blog/wp-includes/post-template.php on line 284
会社のこと

人を巻き込む力 No.617

工事の警備員さん

去年の4月からエコプロコート本社(新横浜)近くで、安全靴で有名なミドリ安全の第二本社ビルの建設が始まり、来年の2月に完成します。

毎朝現場前を通るのですが、警備会社のおじさんが朝早くから付近の掃除をしていて、通りがかる僕に必ず挨拶の声を掛けてくれるんです。もちろんその挨拶は僕だけでなく、日中の人通りの多い時も変わりません。なぜそこまで知っているかというと、現場近くにお昼を買いに行くセブンイレブンがあるからなんです。

一緒に写真の撮影をお願いしたら、申し訳なさそうに会社の規定でダメなんだとのことでした。なので警備員さんの絵になりました。

挨拶に巻き込まれる

最初は正直、気にも止めませんでした。だって工事現場では通りがかる通行人に「ご迷惑おかけしまーす」と声かけするのはよくあることですから。

 

でもほぼ毎日繰り返されることで、いつしか僕も軽く目礼するようになり、やがて軽く頭を下げるようになり、先日は「もうすぐ完成ですね」「ええ、そうですね」と一瞬ですが会話まで交わすようになりました。

 

警備のおじさんの挨拶に巻き込まれるようになったという訳です。そのせいか違う場所でも警備の人に軽く挨拶することが増えました。

泣かぬなら•••••ホトトギス

先日、私たちの社長の伊藤がミーティングで周りを巻き込む力について話していました。
巻き込む力、これが自分にはないなぁ、と最近痛感しています。

織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
 
これはの3人の戦国武将の性格を端的に表していると言われている有名な言葉ですね。

よく経営者のタイプに例えられたりもしますが、うちの会社の創業者と次期社長(なんと身内からではなく、生え抜きの社員から選ばれたんです。詳しくは「我が社の事業承継」参照)のタイプはさしずめこんな公式になります。

 

{(秀吉 x 5倍) +(家康 x 10倍)} x ∞(無限大)

 

相手に理解されないことを相手の所為にしないんですね。こう言ってダメならああ言う、このタイミングで諭してダメなら、別のタイミングで諭してみる。
なんと気の長い話ですが、こうやって相手を巻き込むとそれは全体を動かす力に変わっていくんです。

そうか、自分は巻き込む力がないのではなく、「鳴かぬなら 殺してしまえホトトギス」だったんだなぁと実感する今日この頃です。

 

コメントを残す

*